中型バイク免許の取得方法、費用や日数はどれくらいかかるの?

759自由自在に動け、行動範囲も広がり、見た目もかっこいい、夢いっぱいの中型バイク。40代の方は特撮ヒーローの影響で小さい頃から憧れている人も多いのではないでしょうか。
ここでは中型バイク免許の取得について年齢、費用、教習のポイントご案内いたします。

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中型バイク免許で運転できるバイクとは?

メーカーや販売店でも一番多く取り扱っており初心者に人気のあるモデルが沢山揃っています。

  • 中型バイクの運転には普通二輪免許が必要です。
  • 排気量400cc未満のバイクを運転することができます。
  • MT免許はAT車(ビッグスクーター)、MT車の両方運転可能ですが、AT限定免許はMT車のバイクは運転することはできません。
  • 排気量250CC以下のバイクは車検がなく維持費がそれほどかかりません。また高速道路も走行可能です。
    (排気量251~400ccは車検が必要です)

正式名称は?

普通自動二輪車免許と言います。免許証欄には「普自二」と記載されます。
AT限定免許の場合は普通自動二輪車免許で免許証欄には「普自二」、条件欄に「AT車に限る」と記載されます。

年齢は何歳から取得できる?高校生でも大丈夫?

16歳以上であれば取得可能です(高校生でも取得可能)
※満16歳の誕生日の約1週間前から入校できる教習所もあります。(卒業検定時に16歳になっている必要があります)

二種類ある取得方法

中型バイク免許を取得する方法は2つあります。
1つが教習所に通って取得するというスタンダードな方法です。
もう1つが、教習所には通わずに直接運転免許試験場に出向き、学科試験や技能試験を受験するという、いわゆる「一発試験」(飛び入り)と言われる方法です。
ちなみに、中型バイク免許を取得する際、前もって原付免許を取得しておく必要はありません。
ここで、「教習所に通いもせず、一発で試験が受かる人なんているの?」などと疑問を持たれる方もいるかもしれませんが、一発試験は免許の再取得をする人が受けるもの…というのが実態です。
つまり過去に一度、免許を取得したけど今はない…でも、技能も学科も自信があるから教習所に行く必要もないな…という方をイメージしてもらえれば分かりやすいかと思います。

どれくらい費用と日数はかかるの?

一般的な取得費用の比較になります。
教習所によってはオプションの優先教習や安心コースが追加で選べますが、別途費用がかかります。

1.教習所に通う場合

カーアカデミー那須高原の場合

<免許なし/原付免許取得者含>
(一般)
AT車:124,320円程度 MT車:132,962円
(学生)
AT車:118,922円 MT車:127,562円
日数:12日~20日間程度

<普通免許所持の方>
AT車:69,917円 MT車:78,557円
普通免許所持の方は基準の教習時限数と学科時限数が短縮されるため安く取得することができます。
日数:10日~15日間程度
※日数はご自身で予約するため乗車状況により異なります。
※料金はH29.10.1時点になります。

2.合宿の場合

<免許なし/原付免許取得者含>
安い時期 AT:95,040円 MT:95,040円
日数:AT車/最短6泊 MT車/最短8泊

<普通免許所持の方>
安い時期 AT車:84,240円 MT車:84,240円
日数:AT車/最短6泊 MT車/最短8泊
合宿免許の詳しい料金

3.一発試験の場合

教習所に通うわけではないため、運転免許試験場でかかる以下の費用のみです。
・試験手数料:2,600円
・交付手数料:2,050円
・試験車使用料:1,450円
・取得時講習受講料 16,200円

技能教習内容とポイント(普通二輪MT免許の場合)

適性試験

視力 両眼で0.7以上、片眼で0.3以上であること(片眼が0.3未満の場合は他眼の視野で左右150度以上、視力が0.7以上で可)
聴力 10メートルの距離で90デシベルの警音器の音が聞き取れること。(補聴器により補われた聴力を含む)
色別 赤、青、黄色の識別ができること。
身体 運転に支障を及ぼす身体障害がないこと

第1段階(学科10時限、技能9時限)

教習所内のコースにて、基本的な運転操作を身に付けます。(乗り降り、スタンドの立て方、エンジンをかけずにバイクを移動させる、エンジンの掛け方、半クラッチ、外周など)
最初は指導員の後方を追走しギアチェンジやライン取り等バイク自体に慣れる教習です。他に8の字やクランク等の様々な教習コースで交通や道路状況を体験します。

第2段階(学科16時限、技能10時限)

さまざまな状況に応じた走行技能、判断の仕方を学びます。
(8の字、一本橋、スラローム、S字、坂道発進、クランク、急制動などの課題走行、シミュレーターによる危険予測、応急救護など)
2段階は検定コースをメインに走行しますが、事前に走行コースを覚えておくと心に余裕が生まれ教習をスムーズに受ける事ができます。覚えておかないと指導員がコースを覚える事をメインにした教習指導になり、肝心の技能教習が疎かになりがちです。ウィンカーのタイミングや信号機の場所等は簡単なコース図を作成し頭でシミュレーションしておくといいでしょう。

難関と言われている課題コースについて

1本橋(直線狭路)

幅30cm、長さ15mの板上の直線コースを7秒以上のタイムで走行します
ポイントは半クラッチ、目線、リアブレーキ、ハンドル操作の4つの技術になります。
特に進入時の目線は、板の一番手前に集中し後輪が板に乗ったら板の終点に固定し走行します。下を見ると脱輪します。
またハンドル操作は右に左に細かく切りバランスを取り、タンクを両足で挟むニーグリップで安定させます。

急制動

指定速度40kmからブレーキをかけて、制動開始地点から11mまでに停止します。
急制度は進入スピードとブレーキのタイミングが重要で、進入スピードばかりに気を取られるとブレーキが遅れ失敗します。
進入スピードは制動開始地点進入前は42kmくらいを保ち、進入手前でアクセルを戻しエンブレをかけ、制動開始地点で40mになるのがベストです。
この方法だとスピードメーターに気をとられずブレーキタイミングだけに集中することが可能です。ブレーキは前輪がパイロンに差し掛かる手前でかけ、パイロンからエンジンブレーキが効くようにします。フロントとリアブレーキの比率は7:3と言われています。

スラローム(連続進路転換)

4.5m感覚のパイロンをジグザグに7秒以内で走行します。
スラロームはアクセル、ブレーキング、目線、バランス調整のバイクの基本操作が4つ組み込まれた複合的な技術と言えます。目的はパイロン(障害物)に当てずに安全走行できるか、マシンのふらつきはないか、速度調整がスムーズかの3つになります。
走行のポイント
1.進入時にセカンドギアで入り、ニーグリップを確実に行います。
2.パイロンとパイロンの4.5mの間で4つの基本操作を素早く行いリズミカルに通過します。
基本操作1
最初のパイロンにフロントタイヤが来たら、アクセルを戻します。
基本操作2
アクセルを戻すと同時にリアブレーキをかけると車体が傾きやすくなります。
基本操作3
顔を次のパイロンの左脇に向け、バイクをバンクさせます。顔を傾けるとハンドルが切れやすくなります。
基本操作4
バンクしたらアクセルを開け、パイロン脇まで進みます。
この動作をパイロンごとに連続で繰り返します。※基本操作は一例になります。

その他、みきわめ(教習効果の確認)、効果測定(学科教習の理解度の測定)があります。
※教習内容は教習所により異なります。

卒業検定

第2段階までのカリキュラムを終えた後に受験します。これまでに学んだ運転走行に関する集大成です。
持ち点100点満点で70点以上で合格です(減点方式)
卒業検定に合格すると卒業証明書が交付されます。

免許取得の有効期限

  • 教習期限…9ヶ月(教習開始日より2段階の終了まで)
  • 検定期限…3ヶ月(2段階終了日より卒業検定合格まで)
  • 卒業証明書有効期限…1年間(この期間内に運転免許試験場で適性検査と学科試験(本免)に合格する必要があります)

免許センター(試験場)で免許が交付されるまでの流れ

教習所を卒業した場合

必要なもの

  • 本籍記載の住民票(日本国籍の無い方も国籍など記載の住民票が必要)
    ※マイナンバーが記載されていないものでOK
  • 教習所の卒業証明書
  • 写真(1枚)
    ※縦3cm×横2.4cm、6ヶ月以内に撮影したもの、無帽、上三分身、無背景
  • 筆記用具
  • 印鑑(認印)
  • 手数料3,800円(受験手数料1,750円、免許証交付手数料2,050円)

受験の流れ

受付→適正試験(視力、色彩判別、運動能力、聴力)→学科試験(◯×2選択で文書問題90問、イラスト問題5問出題され90%以上の正解で合格。正しい交通ルールやマナーが認識されているかの試験)→合格者講習→免許証用写真撮影→免許証交付
※教習所卒業者は、技能試験、取得時講習、応急救護講習が免除されます。

一発試験の場合

必要なもの

  • 本人確認書類(パスポート、住民基本台帳カード、在留カード、特別永住者証明書など)
  • 本籍記載の住民票(日本国籍の無い方も国籍など記載の住民票が必要)
    ※マイナンバーが記載されていないものでOK
  • 写真(1枚)
    ※縦3cm×横2.4cm、6ヶ月以内に撮影したもの、無帽、上三分身、無背景
  • 筆記用具
  • 印鑑(認印)

受験の流れ

受付→適正試験→学科試験→(学科試験合格後)技能試験予約→技能試験→取得時講習(実技3時間)→応急救護講習(座学3時間)→免許証用写真撮影→免許証交付

税金と保険料などの維持費

教習所でかかる費用やバイクの車体の費用に目が行きがちになるかと思いますが、「税金や保険料、購入したお店に支払う登録の際の手数料」など、諸々の費用がかかってきます。

税金

排気量 126cc以上250cc以下 251cc以上
自動車重量税 4,900円/取得時 1,900円※
軽自動車税 3,600円/年1回 6,000円/年1回

※初年度登録から13年経過していない。経過年月によって税金が変わります。

自賠責保険

125c以下のバイク 7,500円~16,990円
126cc〜250cc以下のバイク 8,650円~22,510円

※12ヶ月~60ヶ月で異なります

※その他任意保険がかかる場合があります。

原付とどっちがいい?

中型バイク免許なら原付も運転可能です。また、二人乗りができるというメリットがあり、バイクライフの楽しみ方の幅が広がります。
ただ、試験場で学科試験に合格すればよいだけの原付免許に比べて、取得までにかかる時間も費用も多いです。とはいえ、自分の乗りたいバイクが排気量251cc以上だったり、バイクライフをより満喫されたい方は最初から中型バイク免許を取得することをおすすめします。
また、教習所入所時に必要なもの、教習所卒業後に運転免許試験場で受験する際に必要なものにも違いがあるので、事前に確認しておきましょう。

まとめ

中型バイク免許(400cc以下のバイク)はバイクの種類も多くメーカーも沢山取り扱っており16歳以上、高校生でも取得可能です。
しかし、教習所でかかる費用のほか、車体費用、各種税金など維持費全体を考慮して、経済的な面で大丈夫かどうかをしっかりと把握するべきでしょう(特に金銭的な余裕があまりない学生の場合)
また、免許取得方法には2つの方法がありますが、基本的には教習所に通って取得することになります。合宿は最短でスケジュールが組まれているためたった8泊9日で取得可能で、教習料金、宿泊費、交通費込みで余分な出費がかからないのでお得です。
普通免許所持の方は学科教習が免除になり技能教習だけ受講すればいいです。教習は課題走行をいかに習得するかがポイントで、そのためには自ら簡易コース図を作成し教習内容や信号機の位置を整理しておくと、より濃い教習内容を受ける事ができると思います。