就職前に必要な運転免許や就職に有利な作業資格の一覧

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東京では電車移動が多いため車の免許は必要ないと思われています。
また駐車場代等の維持費が高いため車を所持するのが困難だと言われています。
ずばり免許は「採用に関係ない」と思っているあなた、それは間違いです。就職では運転免許はまだまだ威力を発揮する国家資格です。
企業側は運転免許を資格という枠だけで見ているのではなく、所持している人としていない人の人格や性格等を含めて採用します。
ではどのような点を見ているでしょうか?

企業が見ている面接時のポイント

普通免許が必要な理由1

免許を所持していると言う事は「国家資格」を取得しているという事です。
国家資格はいずれの資格も厳しい審査が設けられており、取得が困難です。
運転免許においても同様で、教習所に毎日朝早くから通い、厳しい技能試験や学科試験等を突破した人に免許が交付されます。また教習所という箱で先生や不特定多数の生徒さんとコミュニケーションを取る必要も出てきます。まとめると具体的に企業はここを見ています。

  • 技能試験を落ちても諦めないで挑戦する力
  • 他の生徒さん達と協調して生活できるコミュニケーション能力
  • 毎日通える忍耐力
  • 学科試験に合格した勉強熱心な性格

どうです。運転免許一つ取得するだけでこんなにもあなたは評価されるのです。

普通免許が必要な理由2

「就職先で必要なさそうだから取らない」という場合はどうでしょう?
これは正直危うい考えです。
では逆に質問ですが、本当に就職先で「必要ない」と断言できる根拠はありますか?しっかり就職の希望先で確認を取りましたか?
企業の仕事は多技にわたり、画一的な仕事というものはありません。
必要ないと言われても急な要件で必要になる場合が多々あります。工場の流れ作業従事者でも言える事です。
仕事で必要な状況を考えてみましょう。

  • 幹部、先輩から大きな荷物を届けるよう言われた時
  • 営業の欠員が出て、急に取引やお客様のところへ伺う事になった時
  • 会社でバーベキュー等のレジャー企画等があった時
  • 上司に洗車に行くように言われた時

細かい話かもしれませんが、企業には色々な職種の人が渾然一体となって仕事をしていますので、自分で思っている以上に想定外の事がおきます。
そんな時に上司から頼まれて事をパッとこなす事ができれば評価が高まり、続ける事で沢山の同僚から認められ昇進します。仕事に雑用はありません。そういう意味で運転免許は必要なのです。

普通免許が必要な理由

他にも様々なシチュエーションや用途で必要になる時があります。

  • 旅行でレンタカーが必要な時
  • 行動範囲が広がり、人付き合いや人脈が広がる。
  • 子供がいる場合は移動が楽、電車だと泣かれた時に人目が気になる。
  • 身分証明書として利用できる。
  • 彼女が出来やすい。男は絶対必要と考えられている。
  • 結婚の条件として考える相手がいる。

いかがですか。就職に有利どころか色々な場面で必要になるのが運転免許です。
社会に出るという事は、物事を深く広く捉える能力が必要で運転免許はその一つと言えるでしょう。

就職の前と後いつ取ればいい?

これは「就職前」の方がが断然良いと言い切れます。
では就職前のどの時期に取ればいいのでしょうか。
大学の場合は就職活動を行える時期は大学3年時3月以降になります。企業の採用面接時期は大学4年時の8月または6月が近年の状況ですが、その年により変更があり確定された時期はありません。その都度、大学側からの情報を確認する必要があります。
この不確かな状況の中で免許取得を考えるのは不可能だと思います。
そうすると必然的に免許取得の時期は「大学1年、2年生」がベストだと言えます。更に言えば「夏休み」を利用した方がいいでしょう。
夏休みであれば合宿を利用でき、短期間で取得可能で残りの休みはサークルやバイト等余暇に当てられます。
また夏休みに限らず、できるだけ早く取得した方がいいです。
企業によっては危険なため「免許取得後1、2年は企業の用事での運転はできない」という規定があります。
免許取得していても取得時期が遅かったため就職先で運転できないとなると困りものです。
やはり早め早めの対応が必要ですね。
夏休みに取る詳しい理由はこちらで説明しています

面接時にはしっかり、履歴書に「平成◯◯年○月○日 普通自動車免許取得」と記載しましょう。
免許を持っていない方は面接時質問者からいつ取るの?と聞かれる事が多々あります。面接する役員の人はだいたい50代で免許取得が当たり前の時代の人たちです。従って既に免許を取得するのが前提で質問を投げかけてきます。
「大学卒業までに」なんて応えた場合は、プラス評価に働きません。面接時には必ず取得していた方がよいでしょう。

就職や転職で活躍できる運転免許、作業資格一覧

とかく国家資格は重宝します。東北地方の復興や物流業界の躍進等、近年の社会状況の変化であらゆる業界で人手不足が生じ、これら業界で必要な免許関連は需要がある分野と言えるでしょう。
それに伴い免許取得の給付金や支援制度等が充実していきました。
ここでは物流や土木、建設関係で活躍できる資格をご案内します。

運転免許

業種 大型二種 大型一種 けん引 大型特殊 中型二種 普通二種 中型
復興作業
旅客運送
福祉・介護
物流・運送
港湾
建設・建築
造園・農作業
土木・河川工事
都市開発
消防
高所設備
工場・倉庫作業

技能講習

業種 車両系
建設機械
移動式
クレーン
小型移動
クレーン
高所
作業車
フォーク
リフト
床上操作
クレーン
玉掛け
復興作業
旅客運送
福祉・介護
物流・運送
港湾
建設・建築
造園・農作業
土木・河川工事
都市開発
消防
高所設備
工場・倉庫作業

転職者の就職の時期を考えてみよう

正社員希望の求職者はアルバイトやパートの求職者より数倍の時間をかけて就職先をさがす傾向があります。
平均の転職の活動時間は約11週と言われ約6割の方が1ケ月以上かけて転職を決めてています。
これは転職したいと思い立って、免許や資格を取得から就職までの時間と捉える事ができます。
企業側はそのような転職者の心理や統計を踏まえ3月頃に沢山の求人広告を出し、それ以降は採用状況は10月位まで上がり続く傾向にあります。
そう考えると、1、2月までに沢山の資格を取得した方が転職しやすいと言えるでしょう。

特に大型二種免許を取得すればほとんどの車種を運転する事ができます。クレーンやフォークの資格と組み合わせれば物流から港湾業、土木関係まであらゆる業界で第一線で活躍できるでしょう。20代、30代なら身体で覚え難なく取得ができます。
費用の面でも教育訓練給付制度が利用でき、生活に負担のかからないよう安く取得できます。
資格所持者は就職に有利と言うだけでなく、全ての職種に精通しているという点でとても優れた人材と評価されるに違いありません。

まとめ

他の国家資格を所持していたり、一芸に秀でている方は別に免許なんていいや~なんて思うかもしれませんが、国家資格を一つも所持していないのであれば、せめて運転免許だけは取得しておいた方がいいでしょう。
社会で生きるために必要な要素が運転免許にはあると行っても過言ではありません。
社会は常に変化を求めています。企業はプロフェッショナルである事は当たり前で、すぐ変化に対応できる順応性が求められています。
運転免許があれば基本的なシチュエーションは対応できますので、是非就職前に免許を取得しましょう!