合宿免許の交通費はどれくらい出るのか

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合宿免許に参加する時に一番重要な事はどの場所で合宿を受けるかという事です。その時に一緒に調べなければいけない情報は「交通費がどの程度出るか」という事です。
合宿免許は観光も出来るというイメージが大きいため自宅より遠く離れた観光地で免許取得を目指す方が沢山いらっしゃいますが、ちょっと待って下さい!
その場所までの交通費はどれくらいかかるのでしょうか?
また、自分で全額出すのでしょうか?
免許取得がメインにもかかわらず、交通費で余分出費が出てしまっては損ではないでしょうか?
交通費込みとなっている合宿料金ですが、実はその交通費がどれくらい出るかによって、総合的にかかる費用も異なります。
ここでは交通費を確認するポイントをご案内いたします。

全額支給か一部支給か確認する

基本的に「交通費を支給しない」合宿教習所はないと言えます。交通費「全額、一部」の2パターンの支給方法があります。
ただし、全額支給と書いてある場合でも注意しなければなりません。

全額支給で確認する事

教習所指定の駅から駅までの支給になるのか?
最寄り駅までにかかる電車賃やバスやタクシー代金まで支給されるのか?
かかった費用を証明する書類や領収書は必要か?
等です。

例えば関東在住の人が北海道や青森県の距離がかなり離れた合宿校に参加する場合は電車ではなく飛行機の利用になります。
この場合は自宅から空港までも交通費が支給されるのか確認する必要があります。
「全額と書いてあるのに全額じゃないだろう」という事にならないように、ホームページの細かい箇所もしっかり確認して下さい。
領収書の必要性は教習所によって異なるので、確実に交通費を貰うのであれば発行してもらいましょう。

一部支給で確認する事

一部支給の場合は上限◯◯円まで限度支給、◯◯駅~◯◯駅まで支給と書かれている事があります。
定められた交通ルート意外は支給されないのか
上限と書いてあるが、どういう意味か

この上限、限度というのがポイントです。
上限はその金額を超えては支給しないという意味で、上限まで誰でも支給するという意味ではありません。
例)栃木県のさくら那須モータースクール(R5.4.1現在)
こちらの合宿校は上限8,980円の交通費が支給されます。
この金額は東京駅~集合場所である宇都宮駅までの往復新幹線代金に値します。
東京駅から乗車する場合はこの8,980円が支給されますが、栃木県内に
住んでいる方は8,980円は支給されません。
理由は8,980円も電車代がかからないからです。
この場合は
住民票に記載してある住所地の最寄り駅から集合駅までの交通費が支給されます。
上限◯◯円と書いてあってもお住まいの住所地によってはその上限までは支給されないので注意です。

他に確認するポイント

移動手段について

お客様のお住まいの場所によって、目指す合宿校までのアクセスは色々なパターンが考えられます。

移動手段について言えば電車だけに限らず、夜行バスやタクシー利用の場合も支給されるのか確認する必要があります。

どの時点で支給されるか

入校前に新幹線の乗車券や飛行機のチケットが送られてくるのか、それとも乗車券は立て替えになるのか、合宿校や使用するルートによって様々です。
支給が入校前か、卒業後か確認しましょう。

往復か片道か

車種によっては片道分の交通費しか出ない教習所もあるので、必ず往復出るとは限りません。
普通車であれば往復の新幹線代まで、二輪車なら片道の乗車券まで、またクレーンやフォークの資格は支給されない等が考えられます。

合宿校までのアクセス

合宿校の代理店等のホームページには推奨ルートとかかる交通費用も掲載しているのでチェックしましょう。

負担になっては意味がない

せっかく安い合宿校に入校しても交通費の一部しか支給されず、なんだかんだで2万円も交通費を負担したなんて事がないようにして下さい。
免許取得にかかる費用の計算は、「宿泊費用や教習料金等を含めた基本的な教習費用」+「交通費」+その他『観光やおみやげ代』になります。

入校してからでは遅いので、総合的に見て免許取得の費用がどれくらいかかるかある程度把握してから予約をした方がいいでしょう。

特に関東のお住まいで北海道や九州の合宿校を検討している方は、飛行機代がとてもかかります。
遠くへ行けば行くほど、交通費はかかるのでそれだけ負担する費用が出てくるので注意です。

あくまでも免許を取得する事が目的で、他のお楽しみはサブ的ものと考えた方がいいでしょう。

まとめ

運転免許を取る人が少なくなっているため、地元の生徒だけでは運営が難しく全国どの場所からも合宿で入校していただきたいと考えている教習所は沢山あります。
そのために全額支給で飛行機代まで出してくれる教習所もある程です。しかし全額支給といえども、ある程度基準があります。
その基準は教習所によって異なり全国的に
統一ルールがあるわけではありません。遠出するならそれだけ出費がかさむのが普通です。
不安な方はホームページで確認するよりも、上のポイントを踏まえ電話で確認した方がトラブルになりません。
入校前にしっかり準備して、気持ちよく教習を受けていただきたいものです。